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向き合う心 [社訓概念]

向き合う心

●機械とお客様に向き合う

 父・松浦信一が、徳島市北田宮に現・松浦機械製作所の前身、東邦機械製作所を設立し、治工具関係金具・精密加工事業に乗り出したのは、昭和36年。私が6歳の時でした。

もちろん、スタートは父一人の工場でした。地元の企業の下請け仕事をいただいて、それこそ旋盤に向かう父の姿しか覚えていないくらい、一生懸命に機械と向き合っていました。いつだったか「職人というのは、とにかく仕事が勝負。几帳面な仕事をしていないとお客様に申し訳が立たない」と語った父の言葉が、私の心に刻まれています。

 これまで仕事に恵まれてきたのも、きっと父のそんな思いがカタチになって、皆様に評価していただいたのに違いありません。ずっと昔、父が経験した、こんな話を聞かされたことがあります。

 「地元の取引先様から、5年間ほどの契約で大阪の企業様を紹介してもらったことがある。そのとき、『この男は10,000円の仕事をするが、8,000円としか言えない人だから、よろしく頼む』と、相手方にそんなふうに言ってくれたんよ」

 今の時代から見ると、自らを低く評価して相手方に伝えるという行動はナンセンスに思えるかもしれません。しかし、父にすれば「自分はこれだけのことができます」と力以上のPRをするよりも、仕事の結果でいっそうの満足をお客様に得ていただくことが真実だったのです。

 確かに、信頼いただくまでに時間はかかるでしょう。でも、時代がどう移ろうと、父が語ったような紹介を取引先様からいただけることは、職人として、もっと言えば仕事をする人として、最高の栄誉なのだと私は思います。

(つづく)

株式会社 松浦機械製作所 『機械は友だち』)


松浦機械製作所が誕生したのは昭和36年、写真は父・松浦信一


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