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【第1話】整理するチカラ [四方山話]

【第1話】整理するチカラ

●整理には、二つの側面がある。

 バブル崩壊後、日本では長く景気の低迷を体験してきました。そんなところから「整理」という言葉は、ひょっとすると歓迎されない意味合いが強くなっているかもしれません。
 小企業とはいえ、会社の代表である私が「整理」などという言葉を口にすると、社員のみんなを「すわ人員整理か!」と、驚かせてしまうでしょうか? もちろん、今回はそんな話ではありません。
 ここで言う「整理」とは、仕事の効率化を図り、個人的なスキルアップにつなげる上で欠かせない能力を指しています。さて、その意味するところは、辞書を引くまでもなく乱れた状態をきちんと整えること。そしてもう一つは、いらないものを取り除くことであろうかと思います。
 実際、この二つの整理能力は、私たちエンジニアにも欠かせないチカラなのです。

●機械がみんなの友だちであるために。

 では、なぜ機械造りのエキスパートであるエンジニアに、整理するチカラ、ことに情報の整理力が必要なのでしょうか。
 「機械に向き合っていれば、それでいいのではないか」「本や雑誌、ウェブの情報はおもしろいとは思うけれど、モノ造りの現場にいる我々に何の必要があるのか?」との反論もあるかもしれません。
 しかし、機械は私たち人の暮らしに役に立つことが大使命です。そういった意味で、当ブログのタイトルにも置いている『機械は友だち』とするために、その機械がどこでどんな仕事をするのかを知ることが必要です。
 与えられた仕事に真摯(しんし)に向き合い、黙々と経験を積み、技術や知識を身につけ習熟していくことは、殊に若い人たちには必要なことです。とはいえ、単に目の前の作業をこなして、それがどんな機械のどの部分で、どんな使われ方をするのかを考えることなく、ただ日々を仕事に追われて過ごしているばかりでは、未来に何かを生み出せるエンジニアとしての成長は難しい。私はそう信じているのです。

●創造には「整理力」がいる。

 プロのエンジニアと呼ばれるためには、依頼されたモノを正確・迅速に造り出せて当然です。しかしそれだけではまだ、足りないと考えています。先ほども言いましたが、手がけた部品が何のために必要で、さらに完成した機械は本当に顧客の要求に応えているのかどうかを、情報を整理する中で考えていける能力を持つことが欠かせないと思います。
 そうした整理する力「整理力」を持ったエンジニアが、いつか「今は世の中に存在していないけれど、人の役に立つ機械」を創造することができるのに違いないと、私は考えています。
 では、この「整理力」を身につけるためには、どうすればいいのか。たとえば気になるニュースを新聞や雑誌、もっと専門性の高いエンジニア向け専門誌、ウェブページなどで見つけたとしましょう。なぜ、その記事にひかれたのか、その時点では分からなくていいのです。大まかなカテゴリーに分け、そこにどんどん情報を集めていけばいいのです。
 ある程度、情報が溜まってくると、今求められているモノの姿が朧気(おぼろげ)ながら見えてくるでしょう。そこから、いらない情報をそぎ落としていく二つめの整理力によって、何をなすべきかがはっきりと見えてくるはずです。
 また優れた「整理力」は、社内における「リーダーの資質」としても欠かせないものです。これについては、第3話以降で書きたいと思います。


応神工場より


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