So-net無料ブログ作成
改善の時 ブログトップ

『計測』する技術 [改善の時]

「はかる」チカラを磨こう



2008_1012.JPG

 私たちは、毎日、視覚と触覚をはじめ五感を使って、体内で計測を行っています。たとえば、食事の際、ガラスのコップに入った水を飲むために、それが自分からどれくらい離れているのか、どれくらいのチカラでつかめばいいのか、口に持ってくる早さは? 傾ける角度は? とすさまじいスピードで計測し、判断しているのです。

 だから、コップを落としたり、力任せに割ってしまったり、こぼしたりすることなく、水を欲しいだけ飲むことができるのです。これを機械で行おうとすると、社員のみんなならすぐに分かることだと思いますが、大変難しいことです。

 ただ、思い出してほしいのです。我が社の強みの一つが『モノを精密にはかる技術』だということを。金属の表面研磨でいえば1000分の1mm単位でも凹凸の有無を見つけることができます。1秒間にいくつも通過していく部品の品質を瞬時に確認できる機械を製作しています。

 実際に、毎日さまざまな製品を製作する中で、この計測の技術が生かされ、そして計測するための機械そのものも普通に設計・製造しているのです。音、形状、電波、硬度など、計測の分野で、我々にできないことは何もないのです。自信を持って、しかし、うぬぼれることなく、正確に計測(はかる)する技術を磨いてもらいたいと思います。

 そして目の前の仕事にかかわらず、「正確にはかる」ことを常に考えていることで、社内での活動そして生き方に大きな影響を与えるはずだと考えています。正確にはかることで、正確な分析ができます。そこから正しい判断、公平な判断がきっと生まれてくるに違いありません。また常に鍛えることで、そのスピードは上がることでしょう。ぜひ、実践してください。期待しています。


(『計測』する技術・おわり)

株式会社 松浦機械製作所 『機械は友だち』)



工場長の知恵 [改善の時]

その手があったか!



会議イラ.jpg

 社員みんなが豊かになるために、会社はその先の発展を目指さなければならないと考えています。前回、当ブログで話した通り、私自身が自己改革を進めています。

 同時に社内でも、これまでとは違う空気が生まれようとしています。日々、あるいは毎週、製品の設計、仕様、素材等の開発会議が行われています。また、納品やメンテナンスなどのスケジュール管理も話し合われています。

 その中で、細かな指示を行い、互いに確認し合った後でも、ミスが見つかったり、不具合が発生したりすることがあります。これは一人ひとりの責任によるものと、そしてチームとして大きく捉えるチカラに問題があるような気がしていました。

 これまでは社員一人ひとりの技術レベル、そして作業の進み具合を、私一人でチェックしていました。しかし、それでは時間のロスもあり、見落としもあったに違いありません。どうしたものかと悩んでいた時、工場長から一つの提案が出されました。

 「分析会議を定期的に開いてはどうでしょう?」と、いうものでした。つまり、ベテラン社員3人がチームになり、各部門、各社員ごとに評価しようというのです。

 小さな会社では、人と人との心の関係、いわゆる『和』が作業効率、精度に大きな影響を与えがちです。何か気づいたからといって、ガンガン指摘してしまうと、どうしても社内の空気が悪くなってしまうのです。

 そこで、その役を私が果たしてきたのですが、それでは追いつかない。で、生まれたのが工場長のアイデアだったのです。問題があるのかないのか、どこが問題なのか、改善の方法は?など、分析会議での評価から話し合えばいいということなのです。

 これまではトップダウンであった会社の空気が変わり始めようとしています。『自ら考え、次につながっていく仕組み』が誕生したのです。みんなの頑張りに、期待しています。


(工場長の知恵・おわり)

株式会社 松浦機械製作所 『機械は友だち』)


自らを改善する! [改善の時]

『ほめる』『待つ』そして
『しかる(注意する)』



しかる・ほめるイラw.jpg

 ひとくくりにはできませんが、世の中の零細企業のトップというものは、得てして『独裁者』的なところがあるのではないでしょうか。かく言う私を振り返ると、社員のみんなに「勉強しろ!」「知恵を出せ!」「改善しろ!」と、怖い顔を見せることばかり。思い通りにならないことに、いつもいらだっています。

 小なりとはいえ、我が社の技術レベル(スタッフ)を見ると、中小零細はもちろん、決して大企業にもひけをとらない専門的なチカラを備えていると自負しています。にもかかわらず、その先の発展を望むのが、企業トップの宿命なのでしょう。その上を目指せば、必然「あら」が目についてしまう。そうすると、知らず知らず冒頭のきつい言葉が口を突いて出てしまうのです。

 長い間、そうした循環を続けてきたわけですが、私が思い描く理想の社内環境には、まだまだなりそうにありません。そこで私は、もういちど振り返り、考えてみました。その中で「これは、ひょっとすると私の側に問題があるのかもしれない」と、思い至ったのです。

 そこで今回は、まず「自らを改善する!」ことを出発点にします。まず、社員一人ひとりが『優秀な人材』であると、改めて考えること。その優秀な人材であるみんなに、グンッと成長してもらうために『ほめる』『待つ』そして『しかる』ことをしようと思っています。

 考えてみると『ほめる』ことは苦手でした。でも、これは克服します。次に『待つ』こと。これは社員のみんなも知っているように、『待つ』ことにはなれています。ただ、これからは『期待して』待ちたいと思います。

 そして最後に『しかる』。これまでは、注意するつもりで、怒りが表に出て、いつしか大切な社員をけなしていたのに違いありません。目の前のみんなが、優秀な人材となるかならないか、あくまでも私の考え方次第。成長することを願って、ときには注意をしていくつもりです。

 最後に、私の望むその先とは、会社を大きくすることではありません。ただ、社員みんなが豊かに暮らせること。そのために会社はあるというのが理想なのです。


(自らを改善する・おわり)

株式会社 松浦機械製作所 『機械は友だち』)


改善の時 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。